給料にこだわるホームヘルパーとキャリア

キャリアを構築すると給料が上がっていくのはどの業界でも同じことだが、業界によってキャリアの評価の仕方には大きな違いがある。ホームヘルパーが介護業界で給料にこだわっていきたいと考えたら、介護業界全体としてどのようにキャリアが認識されているかを理解しなければならない。

一般的には勤続年数が増えるとノウハウが身につくので、自然に給料が上がっていくようになる。介護業界でも毎年の昇給があるのは確かだが、微々たるものであることは否めない。給料を十分に上げたいと考えたらもっと評価項目として大きなウェイトを占めているものに着目することが必須である。勤続年数への評価は決して高くはないのが介護業界の実情だが、資格に関してはかなり重視されている。介護職員初任者研修を受けて修了するだけでも年収が一割程度上がる職場もあり、社会福祉士になると手当もついてかなり給料が上がる場合がある。このような資格の受容性は現場によって異なるが、基本方針として有用な資格の取得に励むのは介護業界で働くホームヘルパーにとって重要となっている。

給料について悩みを抱くホームヘルパーも多いが、基本的には資格の取得を繰り返して客観的に能力があるホームヘルパーだと示せるようになれば着実に給料が上がっていく。ただ漠然と働き続けるのではなく、自分から勉強して現場で活躍できる知識を付け、積極的に研修や資格試験を受けていくのが給料にこだわる人にとって欠かせない。こだわるのならホームヘルパーの給料についてさらに詳しく調べてみたほうが良いのでないだろうか。